
*この記事にはPRが含まれます 商品画像の引用元: amazon.co.jp, Diptyque公式HP
ディプティック(Diptyque)はパリ、サンジェルマンから誕生したフレグランスブランド。
ニッチなフレグランスブランドでしたが、ここ数年でおしゃれ感度の高い男女から支持され、多くの有名人が愛用しています。
ディプティックの数ある香りの中でも、人気TOP3に入るのが【フィロシコス】の香り。
フィロシコスは「無花果の友」とも訳せるように、
いちじくの葉・茎・木の魅力を凝縮したみずみずしいグリーンフルーティー。
この香りには、オードトワレ(EDT)とオードパルファン(EDP)の2種類がありますが、
全くというほど香りが異なります。
- EDTは甘さの中に葉のグリーンが香る
- EDPはココナッツのミルク感とウッドの深さがアクセント
この記事では、オードトワレとオードパルファン――それぞれの魅力を徹底解剖。
ディプティックが【フィロシコス】で描いた芸術哲学を覗いてみましょう。
1|【フィロシコス オードトワレ】の香りは?
ギリシャの灼けつく太陽の下―
イチジクの木が贈る、夏の思い出と果実の頌歌
トップノート:イチジクの葉の青々しさ
スプレーした瞬間、イチジクの葉の青々しいグリーンノートが弾ける―――。
まるで灼けつく太陽の下、果樹園を通り抜ける時に鼻をくすぐる、葉のみずみずしさ。
とにかくフレッシュで爽やかな印象。どこか苦みを帯びた複雑さが、自然そのものの香りを再現しています。
ミドルノート:イチジクの木の濃密さ
やがて、イチジクの木そのものの濃密な香り。
葉だけではなく、枝や幹、樹液―木全体の芳香が静かに漂い、まるでイチジクの木の下で昼寝をしているような、安らぎと温もり。
ラストノート:ミルキーな果肉感の余韻
最後に訪れるのは、イチジクのミルキーな果肉感。
枝から摘んだばかりのイチジクを割った瞬間の、白い果肉のクリーミーで甘美な香りが、肌にそっと寄り添います。
若い男性や洗練された女性から支持が厚い【フィロシコス オードトワレ】。
「甘酸っぱい」とも「苦い」とも形容しがたい複雑な自然の果実感が楽しめます♪
ミルキーな甘さの中に、グリーンの爽やかさやウッディさが見え隠れしてとても良い香り。熟れたイチジクを丸かじりしたようなジューシーさがあります。(女性)
フルーティーで甘酸っぱくも爽やか。人工的ではない自然な香りが魅力的です。(女性)
ミルキーなのにくどくなく、フレッシュな印象。甘さと爽やかさのバランスが絶妙です。(女性)
パウダリーな香りが前に出て、ココナッツオイルのように感じました。もう少しグリーン寄りを想像していたので残念。(性別不明)
イチジクというよりココナッツが主張していて、自分には少し合いませんでした。(性別不明)
2|【フィロシコス オードパルファン】の香りは?
降り注ぐ太陽で熱せられた樹皮―――
オードトワレより深く、ウッディに進化したイチジクの果樹園
オードトワレよりも賦香率が高いのが特徴で、このオードパルファンでは”イチジクの木”の別の表情を感じることができます。
フルーツの香りは控えめに、降り注ぐ太陽で熱せられた樹皮が放つウッディな力強さを、
“ホワイトシダー”が引き立てます。
トップノート:イチジクの葉のフレッシュさ
スプレーした瞬間、イチジクの葉そのもののような青々としたフレッシュな香りが広がります。
イチジクの木が際立たせる、葉のみずみずしいグリーン、ジュワッとするような瑞々しさ。
“ブラックペッパー“がスパイシーなアクセントを加え、単なるフルーティな香りとは一線を画す、複雑で洗練されたオープニング。
ミドルノート:ミルキーな果肉と樹木の調和
やがて、イチジクのミルクのクリーミーで甘美な香りへ。
“ココナッツ”のミルキー感が加わり、まるでイチジクの木の側にいるような瑞々しさと温もりが共存します。
果実の香りが控えめに漂いながら、イチジクの木そのものの香りが前面に立ち始めます。
オードトワレよりも少しウッド系が強く、樹皮の力強さを感じさせます。
ラストノート:ホワイトシダーのウッディな活力
最後に訪れるのは、”ホワイトシダー“と”シダーウッド“が織りなす、アロマティックな余韻。
イチジクの木と樹皮のウッディな活力を引き立て、熟したイチジクの深みとアンニュイな印象を完成させます。
朝つけても香りが長続きし、オードパルファムならではの持続性が、一日中あなたを包み込みます。
ほかの香りと合わせても主張しすぎないので、重ね付けするのもおススメです。
パリッとしたシダーウッドの香りが心地よく、アロマティックで落ち着いた印象。メンズっぽさがなく、上品にまとまったウッディノートです。(性別不明)
【フィロシコス オードトワレ】よりも落ち着いた印象で、熟したイチジクのような奥行きを感じます。爽やかではないけれど、知的でアンニュイな雰囲気が魅力。(性別不明)
香りが柔らかく広がり、最後まで高級感があります。リラックスしたい時にもぴったり。(性別不明)
オードトワレに比べるとグリーンやフルーティーな要素が控えめ。イチジクの再現度を求める人には物足りないかもしれません。(性別不明)
果実感よりもウッドや青みが前面に出ており、少し硬い印象でした。(性別不明)
3| フィロシコスEDTとEDPを徹底比較!

| フィロシコス EDT | フィロシコス EDP | |
|---|---|---|
| 香りの対象 | メンズ寄り | ユニセックス |
| 賦香率 | 10% | 13% |
| 香りの持続 | △ | ○ |
| グリーン | ◎ | ○ |
| ウッディ | ○ | ◎ |
| フルーティー | ◎ | ○ |
オードトワレ(EDT)は「爽快さ」「青さ」を軸にしたフレッシュ感が主張的。
メンズライクで若年層に熱烈な人気を博します。
軽やかな香り立ちなので、オフィスカジュアルに付けやすいでしょう。
オードパルファン(EDP)はアロマ×ウッドの魅惑的な深い香り立ちが魅力。
濃厚で香りの変化も楽しみやすいことから、年齢層や性別問わず支持を得ています。
ミルキーで深い香りが好きな女性、香水愛好家は手に取るべきでしょう。
4| フィロシコスに似ている香水は?
ディプティック【フィロシコス】のみずみずしいグリーンとほのかな甘みに酔いしれて――。
香りの変遷は似ていながら、異なる魅力を秘めたフレグランスをご紹介。
ジョーマローン【ブラックベリー&ベイ】
―――ベリーの青々しい葉が描く、みずみずしいグリーンノートの魅力
ジョーマローン【ブラックベリー&ベイ】は、ベリーの青々しい葉のえぐみと果実感を再現したグリーンノートが広がり、みずみずしいフルーツの香りが魅力的に変化していきます。
【フィロシコス】との比較:
トップノートのみずみずしいフルーツ感がとても似ています。どちらも青々しいグリーンノートと果実の爽やかさが特徴ですが、フィロシコスがイチジクの葉とココナッツの奥深いミルクテイストを持つのに対し、ブラックベリー&ベイはベリーの葉のえぐみと果実感が前面に。
よりベリー系のグリーンフルーティーな香りを楽しみたい方におすすめ!
ボディショップ【ボディバター シア】
―――夏らしいグルマン系、ココナッツの甘い誘惑

ボディショップ【ボディバター シア】は、ココナッツの甘くクリーミーな香りが特徴的な、夏らしさを感じさせるグルマン系の香りです。
【フィロシコス】との比較:
ミドルノートのココナッツ感がとても似ています。【フィロシコス】がイチジクの葉のグリーンノートとココナッツの奥深いミルクテイストの絶妙なバランスを持つのに対し、
【ボディバター シア】はより夏らしいグルマン系で、ココナッツの甘さが前面に。
フィロシコスのココナッツ感に魅力を感じ、より甘さを求める方にぴったりの選択肢!
5| フィロシコスのおすすめ重ね合わせ香水は?

香りを重ねる愉しみ――
「レイヤード」や「コンバイニング」と呼ばれるこの手法は、それぞれの香水が持つ個性を掛け合わせ、まったく新しい香りの世界を生み出します。
ディプティックが公式に推奨するこの遊び心で、フィロシコスの魅力をさらに引き立てる組み合わせをご紹介しましょう。
ディプティック【タムダオ オードトワレ】

華やかなローズウッドが主役を務めるウッディ系の香り、【タムダオ オードトワレ】。
【フィロシコス】と重ねることで、地中海の陽光に満ちたイチジクの香りが、東洋的な木々の温もりと出逢います
そこに生まれるのは、どこか物憂げで、バリ島のヴィラを思わせる洗練されたリゾートの空気感。
暑い季節にこそ纏いたい、涼やかな深みです。
6| 結局どっちがおすすめなの?

- 爽やかなイチジクの香りが好き!
- メンズが付けやすいフルーティーな香水が欲しい!
- ミルキーでパウダリーな甘い香水を探している
- 熟した上品なイチジクの香りが好き!
- 女性も付けやすいアロマティックウッドが好き!
- 甘く白やかなウッディ香水を探している
7| まとめ

ディプティック【フィロシコス】はイチジクをふんだんに使用した濃密なフルーティノート。
オードトワレとオードパルファン。”昼”と”夜”のような二面性を孕む魅惑の香りでした。
香水でまとう芸術――。
手にしたあなたのエレガンスをさりげなく引き上げてくれます。
ぜひ自分のスタイルに合った方をチェックしてください。


