
*この記事にはPRが含まれます 商品画像の引用元: amazon.co.jp, Diptyque公式HP
ディプティック(Diptyque)は、パリ・サンジェルマンで誕生したフレグランスブランド。
かつては知る人ぞ知るニッチブランドでしたが、ここ数年で感度の高い男女から熱い支持を集め、いまや多くの著名人が愛用する存在です。
そんなディプティックの中でも“香水通が唸る一本”と評されるのが【タムダオ】。
「タムダオ」はベトナム北部の山岳地帯の名で、東南アジアの神聖な寺院をイメージして作られた香りです。
この香水には、**オードトワレ(EDT)とオードパルファン(EDP)**の2種類が存在しますが、同じ名を冠していながら香りの表情はまるで異なります。
- EDTは白檀の清らかな香木がふんわりと漂う
- EDPはサンダルウッドの甘みと静謐さが濃密に深く際立つ
この記事ではそれぞれの特徴と口コミをもとに、EDTとEDPの違い・似ている香水・おすすめの重ね使いまで徹底的にレビューしていきます。
1| タムダオ オードトワレの香りは?
――寺院の朝靄を思わせる、透明感のあるウッディノート
【タムダオ オードトワレ】は、”ローズウッド”を基調に、”サイプレス”の青々しい爽快さと、”サンダルウッド”のまろやかな温もりが溶け合う――クリアなウッドノート。
香り立ちはとにかく清潔。まるで神聖な森を通り抜けるような、静かな安らぎがあります。
お寺のような白檀の香りから始まり、時間が経つとアジアの森を思わせるオリエンタルウッドに変化。まろやかで高級感のある香木のような軽やかさが素敵です。(女性)
サイプレスとサンダルウッドの香りが重なり、スパイスの効いたクリアなウッディノートに。清潔感と穏やかさのバランスが絶妙。(性別不明)
重たさがなく、気負わずに使えるのが魅力。クセが少なく男女問わず似合う香りです。(男性)
香木のような香りが好みを分けそう。リラックス感はあるけれど、少し宗教的な印象に感じる人もいるかもしれません。(性別不明)
さっぱり感を期待していたが、思ったよりウッドが強く、季節によっては使いづらい印象でした。(性別不明)
2| タムダオ オードパルファンの香りは?
――深い森に佇むような、静寂と神秘のウッドアロマ
【タムダオ オードパルファン】は、オードトワレよりも高い賦香率によって、より濃密で立体的な香りへと進化。
香りの中心にあるのは、サンダルウッド(白檀)の奥深い甘みと静けさ。
東南アジアの寺院というより、荘厳な古寺の木の香りを彷彿とさせます。スモーキーでドライなウッドに、ほのかに漂うスパイスの温もり。一瞬で“静謐な夜の森”に誘われるような没入感があります。
東南アジアというより、静かな和の古寺のような印象。深く落ち着いた香木の香りに包まれ、心が整うようなリラックス感があります。(性別不明)
EDTよりもスパイシーさと甘さが強く、煙のようなニュアンスが大人の色気を感じさせます。まさに夜の寺院を思わせるようなミステリアスな雰囲気。(性別不明)
静けさと威厳を併せ持つウッディノートで、上質な余韻が長く続きます。落ち着いた印象を与えたいときにぴったり。(性別不明)
深みがあって上品だけど、スモーキーさが強くて少し重たい印象。ライトに使いたい人には向かないかも。(性別不明)
ジェンダーフリーというより、かっこいい男性に似合いそうな香りで、女性には少し強く感じるかもしれません。(性別不明)
3| タムダオEDTとEDPを徹底比較!

| タムダオEDT | タムダオEDP | |
|---|---|---|
| 香りの対象 | ユニセックス | メンズ寄り |
| 賦香率 | 10% | 13% |
| 香りの持続 | △ | ○ |
| オリエンタル | ○ | ◎ |
| グリーン | ○ | △ |
| ウッディ | ○ | ◎ |
| スパイシー | △ | ○ |
オードトワレ(EDT)は「爽快さ」「清潔感」を軸にしたグリーンウッドが主張的。
男女ともにウケが良く、全世代に愛されます。
軽やかな香り立ちなので、日常のリラックスシーンに付けやすいでしょう。
オードパルファン(EDP)はスモーキー×ウッドの男性的な香り立ちが魅力。
成熟したメンズ志向の作りなので、付ける人を選びますが、不思議な奥行きがあります。
濃いめの木の香りが好きな方、香水愛好家は手に取るべきでしょう。
4| 【タムダオ】に似ている香水は?
ディプティック【タムダオ】の寺院のスモーキーウッドと深い森のシダーウッド。
その美しい香りの変遷と似ていながら異なる魅力を秘めた香水を紹介します。
メゾンマルジェラ【ウィスパーインザライブラリー】
―――静寂の図書館に漂う、古書とお線香のノスタルジー
【ウィスパーインザライブラリー】は、”シダーウッド”と”トンカビーンズ”を主軸に、
お線香のようなパウダリーな甘さ、木の柔らかい匂いと懐かしい古本の香り。
【タムダオ】との比較:
どちらも寺院や古寺を連想させるオリエンタルな雰囲気。
【タムダオ】が「神聖な森と寺院」であるのに対し、【ウィスパー】は「石造りの重厚な図書館」がモチーフ。
“シダーウッド”の木質感は共通していますが、【ウィスパー】はよりクラシカルで紳士的。
生産終了品なので、知的なウッド系香水を求める方は、無くなる前にチェック!
SHIRO【スモークレザー】
――イケオジの葉巻とウィスキー、力強くたくましい大人の香り
【スモークレザー】は、”ナツメグ”と”ジンジャー”のスパイシーな香りを経て、
“ベチバー”と”インセンス(お香)”の寺院のようなスモーキーウッドが魅力。
【タムダオ】との比較:
どちらも寺院を連想させるスモーキーウッドが主体で、静謐でオリエンタルな雰囲気が似ています。
【スモークレザー】は”インセンス”と”レザー”による「イケオジが葉巻とウィスキーを嗜みながら書き物をしている」ような、より男性的で力強い印象。
【タムダオ EDP】のメンズライクな雰囲気に近いですが、日本人好みの石鹸の香りが強めで、岩や石のような乾いたイメージも。
秋冬に、よりメンズライクで重たさのある香りを楽しみたい方にぴったりの選択肢!
パヒュームオイルファクトリー【No.30】
――アラビアの王様スルタンより。白檀の気品と爽やかさを込めて
【No.30】は、”ブルガリアンラベンダー”と”シプレ”の爽やかな香りから、
最後は”サンダルウッド(白檀)”と”ブラックオーキッド”が気品ある余韻を残します。
【タムダオ】との比較:
“シダーウッド”と”サンダルウッド”の組み合わせは共通していますが、
【No.30】の方が爽やかさが前面に出ており、ビジネスシーンでも使いやすい。
【No.30】は「アラビアの王様スルタン」をイメージし、”ラベンダー”の爽やかなフローラルが加わることでより活動的で信頼感のある印象。
タムダオの静謐さに、爽やかなウッドを求める方におすすめです!
5| 結局どっちがオススメなの?

- 爽やかなローズウッドの香りが好き!
- 男女ともに人気の軽やかなウッド香水が欲しい
- 東南アジア風のオリエンタルノートを付けたい!
- 深く落ち着きのあるウッド香水が好み!
- ミステリアスな印象の香水を探している
- スパイスと木の甘みのどちらも楽しみたい!
6| まとめ

ディプティック【タムダオ】はオリエンタルが前面に表れた魅惑のウッド香水。
EDTとEDP――しっとりと時間が流れる寺院。静寂と動悸。
森林が持つ二面性のように、複雑で魅惑的な違いがありました。
ぜひ自分のスタイルに合う香りを選んでください♪




